第65回生物物理若手の会夏の学校
某大学の博士課程にいる院生です。1年前から夏学というものの運営スタッフとして準備に携わり、5日前に幕を開け、無事に一昨日幕を閉じました。
めちゃくちゃ寂しい。夏学ロスというやつです。
一昨日の夜には打ち上げがあったのだけど、訳あって遅刻したし、2次会はカラオケ(めちゃ楽しかった)だったので、夏学を消化しきれていない。ぶつける先がないので、2年ぶり*1にブログを書きます。ほぼ内輪の話でごめんなさい。
夏学って、なに
世の中には、学生や若手研究者が講演・交流会を通じて、アカデミックな知見を深めつつ人脈を広げるための合宿が存在し、特に夏休み(院生に夏休みはないが)の時期に開催されるものを「夏の学校(summer school)」と呼んでいます。日本に限らず世界的に一般に存在するものです。国内の夏の学校で大きいものだと、「物性若手夏の学校」や「生命科学夏の学校」なんかがあります。
私が関わっているのは「生物物理若手の会夏の学校」、通称「生物物理夏学」。これが、私にとっての「夏学」。第63回(滋賀, 2023年)が初参加で、第64回(北海道, 2024年)が初運営、第65回(千葉, 2025年)は2回目の運営です。
ちなみに他の夏学に参加したことはないし、これから参加することもたぶんないです。私のやっている研究は生物物理の王道っぽいものでは決してないし、そもそも生物物理の端くれですらない気もします。それでも、生物物理ってそもそもいろんなサブ分野が寄せ集まってできてるような分野なので、懐が広いような気がして、実際ありがたいことに面白がってもらえます。大変居心地がいい。

運営って、なに
夏学は、有志の院生、あるいは学部生や若手研究者によって運営されています。65回夏学運営は40人弱で、博士課程院生が5割、修士課程院生が3割強、学部生が2割弱でした。
一番えらいのが校長で、実行委員長的なやつです。それを補佐するのが教頭で、副実行委員長的なやつ。この2役職に会計チーフを加えた3役職を幹部と呼んでいます。他にも係が「デザイン」「会場」「広報」「講演」「企画」「HP」とあって、それぞれの係を各チーフが率いています。
校長教頭って、すごい
校長は、自分がやる仕事と下に投げる仕事のバランスがめちゃくちゃ上手でした。校長の「任せます!」「OK です!」が、各係を縛らず、ストレスなく運営できた秘訣だった。やりたいようにやらせてもらえるので、本当にみんな楽しそうに好き勝手やっていて、それが夏学当日に参加者にも伝わったのか参加者もとても楽しそうで……。そんな声を夏学当日何度ももらいました。運営に入る有志なんてみんな我が強いし優秀なので、やりたいようにやらせるのが一番いいんでしょうね。運営方針に一貫性があって、細かな判断も的確で、上に立つ者の資質がバリバリ発揮されててカッコ良すぎる。
教頭は、校長の手の届かない細かなところをやったり、どの係にも属さない仕事を引き受けてくれます。今年は教頭が2人いました。
1人は何でも一瞬で片付けてしまう超人。何でもできすぎてて、いつからか「この人には何をお願いしたら『無理です』って返事が来るんだろう……」とか考えてた。会期中は同じ部屋に泊まったんですが、毎朝起きたら既に外に出ていて意味がわかりませんでした。こっちも7時に起きてるんだが……?ちなみに爽やかイケメンです。ずっとにこにこしててほしい。
もう1人は細かな配慮ができる有能。テクニカルなことができるタイプで、領収書を自動で一気に作成するスクリプトを64回のときから書いてくれていたり、参加登録時に自動送信メールを管理したり……。それでいて人への配慮に溢れてるんです。会議中の議事録ってほとんど彼が爆速でやってくれてた気がする。オーラから超イケメンです。くしゃって笑うのがいい。
チーフって、すごい
チーフって全部で7人いるんですが、一言で表すとアベンジャーズ。みんなスキルフルでパワフルなので、勝手に仕事が爆速で完了していきます。自分の係だけ見てればいいというわけでもなくて、他との連携が必要です(むしろこれが一番大変まである)。それでも他の係をちゃんと把握しているチーフたちは次から次へと運営業務を遂行していくのです。彼らにサグラダ・ファミリアの建設を任せていたらもう完成してそう。
役職持ちじゃないヒラをたくさん動かさなければいけない係もあって、このタイプの仕事は私は超絶苦手なので、さくさくヒラに指示を出して係として仕事をまとめあげるチーフたちは控えめに言ってやべーです。オーケストラの指揮者かと思った。


ヒラも、すんごい
言わずもがな。各人が得意なことを各人が最大パフォーマンスでやってきます。お酒詳しすぎて夜のお酒調達全任せされるとか、溢れ出るデザイン性で最高のグッズをほぼ1人で作ってしまうとか、HP 更新必要になったときに爆速でプルリク飛ばすとか、……。イメージしやすい例ばかり並べたけど、もっと細かいことがいくらでもあります。運営の推進力ってこういうので決まるんだと思う。
会計チーフは、はちゃめちゃにすごい
私のメインの担当は会計サブチーフだったので、多くの仕事を会計チーフと一緒にやってました。会計は私と会計チーフの2人だけです。めっっっっちゃ仕事しやすかった。
会計チーフは整理上手。仕事の分担が綺麗だったので、頭の中がすっきりするし、超効率的に仕事が進む。予算管理とか大事な取り決めは会計チーフが全部やってくれて、参加者・講師の対応やらのインターフェース側を私にやらせてくれました。ちなみに、運営はコミュニケーションのプラットフォームとして Discord を使っているのですが、そのチャンネルの使い方も神がかっています。情報のまとめ方も上手。究極の整理術を1年間学ばせてもらいました✍️
会計チーフは褒め上手。私は正真正銘褒められて伸びるタイプで、たくさん褒められたので、たくさん伸びてしまいました……。おかげでずっとモチベ高かったし、ずっと楽しかった。ちなみに他の係も上手に褒めるので、夏学運営を全員が楽しめた理由の一つだと思います。会計チーフ兼褒めチーフ。
会計チーフは気づき上手。私が仕事して作ってきたもののチェックをお願いと、「たしかに!!!」ってなるコメントが返ってきます。これ、私が一番できないことなのでめちゃくちゃ助かりました。ワイもできるようになりてえ〜〜〜!😭
実は Discord 上の会計のチャンネルって他の運営スタッフから見えないものばかりなんです。会計チャンネルの中にある高代謝なチャンネルが見られるチーフってデザイン・広報チーフぐらい。そういうわけであんまりみんな知らないかもですが、会計チーフは超すごいんです。自慢の上司✨


他にもすごい人だらけ
ここには書ききれないぐらい、すごい人がすごいことをして完成したすごい夏学でした。何をお願いしても快諾してくれる会場側の担当者さんとか、ずっと見守りつつ抜けてるところを埋めてくれるアドバイザー(=去年の幹部・チーフ)とか、細かなお願いにすぐ対応してくれる講師の先生方とか。
加えて、特に今年は参加者も質が高かった気がする。お願いに素直に従ってくれたり、たくさん発言をして盛り上げてくれたり。今年の会場は講演会場・食事会場・宿泊会場・ポスター発表会場が全部違ったし、講演会場と宿泊会場の間は徒歩20分かかるぐらい遠かったので、正直絶対に何か深刻な事件が起こるだろうと思っていましたが、何も大きなトラブルがなく、無事に終えました。参加者たちにも大感謝です。
さいごに
夏学の準備は1年かけてやっています。だから夏学ロス。夏学終わっちゃった。夏学運営の皆さまにおかれましては今後一生飲みに誘っていただけますと幸いです。実際、64回夏学メンバーたちとは忘年会したり新年会したりしてるし。
既に10月と11月は一部の65回夏学メンバーに会いに行くことを決めています。来ていいって言ったからね??マジで行くよ???
まだまだ書きたいことはあるのですがこのあたりで。また来年👋

*1: 去年の夏学は、毎日の日付超えたあたりからの飲み会懇親会が実質運営スタッフ飲み会だったし、打ち上げは朝まで3次会にいたし、一部の人とは夏学翌日も会えたので、大消化できたのです。